写真素人、ストックフォトに挑戦中!

右往左往しながらのストックフォト体験記

使う人の目線でストックフォトを考える

スポンサーリンク

f:id:hachistock:20210811190053p:plain

7月からちょっとしたデザインのお仕事をするようになりました。

そんなに難しいことはできないので、簡単な画像の合成とか文字入れとかが中心なんですけどね。

ただ、そのお仕事が思いがけずストックフォトに役立ちそうな気がしています。

何が役に立つかと言うと使う人の目線でストックフォトを見られたこと。

もちろん今までも「こんな写真が使いやすいかな」とか「余白はあった方が良いよね」と意識して写真を撮ってきました。

でも、それはあくまでも販売する側の目線。実際にその写真を使うわけではないんですよね。もちろん、自分で自分の写真を使う人もいますけど。

ダウンロードする側の目線で写真を探していると、たくさんあるのに思った以上に見つからず。良い写真があっても「いい感じだけどちょっとアングルが」とか「もう少し真ん中が空いていれば」とかいろいろと要求が出てくるのなんの。

当然ながら自分の写真をみてもやっぱりあれやこれやと思うことが…。

余白とかもちゃんと意識したんですけどね。いざキャッチコピーを入れようとすると「もう少し余白が広い方が良かった!」とか不満が…。他にはフレームに収めようとすると見切れたりとか。

もちろん、探している中でイメージぴったりの写真もあったし、「キャッチコピー短ければ使うのにな」なんて写真もありました。文字数やフォントサイズによって必要な余白も変わってきますしね。そもそも文字入れせずにイメージ画像として挿入する場合だってあるし。

あくまでも、その時探している写真がイメージとマッチするか、使い勝手が良いかが重要なんだなって改めて気づかされました。

その対策としては、もっとバリエーションが必要なんだと思います。

写真を探しているときに結構あったのが、「この写真、反転させたい!」ってこと。右側に余白がほしいのに、見つけた写真は左側に余白がある…って感じ。

反転させて使える写真なら問題ないんですが、文字が入ってたりすると反転できない。あと、洋服なんかもボタン合わせが逆になったりするので反転して使えないんですよね。

この「反転させたい問題」って撮影するときに被写体を左右それぞれにおいて撮影すれば解決できることだと思うんです。

「反転させたい」ってことは被写体とか雰囲気とかのニーズは満たしているけれど、向きのニーズが満たせなかったってこと。

そのせいでダウンロードされないってすごくもったいないと思います。良い線いってるのにあと一歩だねってことだから。そんな状況は回避してしっかりダウンロードにつなげたい。

そのためにはニーズに対応する、つまりバリエーションを増やすってことだと思います。

被写体が右バージョンと、左バージョンを撮ることでバリエーションが増えますよね。他にも、被写体単体で撮るのか、小道具を添えて撮るのかとか。正面から撮るのか斜めから撮るのかとかアングルを変えることでもバリエーションが増えます。

風景ならアングルとかだけじゃなくて時間帯やシーズン、天気なんかでも全然変わりますね。

そんなことを感じながら、いざ自分のことを振り返ってみると私の写真はアングルが一辺倒になりやすい傾向が。

アングルについては意識して撮るようにしているつもりなんですが、編集しようと思って改めて見ると思ったほど差が出てなくて似たようなのばっかり…なんてこともある。

あと、撮影の時間帯とかも同じ時間帯になりがちですね。時間帯は「生活の中で」なのである程度仕方ない部分もあるんですけど。専業カメラマンじゃないしね。

今回の経験のおかげでなんとなく知っていたバリエーションの重要性を実感することができました。

これからは写真を撮るときにキャッチコピーを入れるとしたらどこに入れるか、切り取るときはどんなふうに切り取るのかなど、利用シーンをもっと具体的に考えながら撮影できるようになるかなと思います。