istockのコントリビューターってどう?
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今回は私が登録中のストックフォトの1つistock(アイストック)についてもう少し詳しくご紹介します。
実際にクリエイター登録をしている身としていろいろ率直な感想を書いています。あくまでも個人の感想ということをご了承ください。
istockのコントリビューターをしていて思うこと
istockはちょっと独特。Getty imagesというところが母体でistockとGetty imagesそれぞれが別のストックフォトサイトなんですが、Getty images経由でistockの写真をダウンロードできるらしく利用者がより多くなるシステムのようです。
その他、いろいろな点で海外サイトのAdobe stockやShutterstockとも違います。サイト等の表示は日本語対応ですが、登録や写真のアップロードで入力する言語は英語と日本語の両方が必要です。
私は2020.12に登録しました。
審査について
あまり審査が厳しいという印象はありませんね。海外3サイトの中では1番審査が甘いです。審査期間にはムラがあって当日のこともあれば1週間かかることもあります。
コントリビューター登録が面倒くさい
istockのコントリビューター登録はとても変わっています。
istockは先にも書いたと通りGetty imagesというところが母体になるんですが、コントリビューター登録の結果によってistockで販売するかGettyimagesで販売するかが決まります。腕前によってどちらのサイトで販売できるか振り分けられるんですね。
そしてなんとスマホアプリからしかコントリビューター登録ができません。わざわざスマホアプリをダウンロードして手続きをするんですが、登録時に腕前の審査があるので写真もアップロードしなければなりません。
私は普段PCでしかストックフォトの作業をしないので、審査に使う写真をPCからクラウドに上げて、クラウドからスマホに落として、アプリにアップロードするという手順をふみました。
もうね、面倒くさすぎる!!
しかもコントリビューター登録さえできてしまえば、通常の写真のアップロードとかなんだかんだと全部PCで作業できるんです。
どうしてコントリビューター登録だけスマホアプリなのか理解できないですね。
アップロード専用ツールがある
これもistockの特殊な部分なんですが、コントリビューター登録ができると「ESP」というサイトから写真のアップロードなどができるようになるんですが、これがとっても使いにくい…。
そこでistockは「DeepMeta」と言うアップロード専用ツールを用意してくれています。専用ツールを使うとすでに登録した写真からキーワードなどをコピーできるようになるので、アップロード作業はいくぶん楽になると思います。ただ、劇的に簡単になるわけではないのであまり期待しすぎない方が良いと思います。 その理由は次の項目で。
アップロードは日本語と英語の併用
申請に必要なのは大まかにタイトルと説明とキーワード。そのうちタイトルは英語、説明とキーワードは日本語で登録することができます。これはESPを使おうとDeepMetaを使おうと変わりません。
説明は日本語でOKとのことだったので最初は日本語でアップロードしていたんですが、結構な確率で「英語で説明して」って修正指示が来るんです。だいたい8割ぐらい。たしかに日本語でアップロードしてそのまま審査に通ったものもありますが、ほとんどが直すぐらいならと今では最初から英語で説明しています。
キーワードは日本語で登録できますが、これまたistockは特殊でistock側が設定しているキーワードから該当するものを選ぶようになっています。例えば「四角形」とキーワードを入れると「正方形」か「長方形」から選ぶようになっていて「四角形」そのものはキーワードとして使えません。
あとシステムが不安定なのか何なのか、すでに日本語で登録したものであってもDeepMetaを立ち上げるたびに一部キーワードが英語表示になります。
基本的に一度アップロードしたものは自分では一切変更不可なので英語表示になってもそこまで支障はないのですが、別の写真にキーワードをコピーして使う場合が面倒くさい。せっかく日本語で登録したキーワードをコピーしたはずなのに一部英語になっているので、日本語で入力しなおす羽目になります。
そのままアップロードしちゃえばいいんじゃない?って思いますよね。実は、キーワード設定を日本語にしている状態で英語のキーワードを入れるとアップロードの際にエラーではじかれるんです。面倒くさいことこの上ない…。
DeepMetaでのアップロードの仕方などは別記事で改めて紹介する予定です。
一度アップロードしたら自分で修正できない
istockはイメージマートと同様に一度アップロードした写真のタイトルやキーワードなどを自分で変更することができません。問い合わせから運営に変更内容を送って修正してもらいます。
ちなみに問い合わせなどは日本語で大丈夫なのでそこは安心してください。
無関係なキーワード登録等を防ぐ目的だとは思いますが、都度連絡するのはとても面倒くさいので自分で直せるようにしてほしいところです。
ダウンロードと報酬について
ダウンロード数は微妙
登録前にいろいろ調べたところistockはそれなりにダウンロード数があるっぽかったので登録したんですが、今のところめっちゃダウンロードされる!!ってほどでもないです。Shutterstockとアップロード数は同じぐらいですがShutterstockの方がダウンロード数が多いですね。ただistockのほうが多いって人もいるので私がistockと相性悪いだけかも?
今後増えてくるのか期待したいところです。
報酬は低い
istockは専属契約をするか、しないかで報酬率が違います。
私は専属契約をしていないので非専属の話をしていきますが、非専属の場合の報酬率は15%です。非専属の場合はレベルアップ制度もないので15%固定ですね。
参照元:Getty images コントリビューターコミュニティ 法務関連『istock料金表(レートカード)(2021年1月1日現在)』(2021.6.6参照)
URL:https://contributors.gettyimages.com/article_public.aspx?article_id=5210
istockの特徴ですが報酬やダウンロード数については翌月20日にまとめて報告されるので、リアルタイムで確認ができません。
しかも、ダウンロードした時が報酬確定日ではなくダウンロードした人の契約日等の兼ね合いで確定日が決まるそうなので、ダウンロード日の翌々月に報告が上がることもあります。
私としてはこれも残念ポイントで、やっぱりリアルタイムで結果がわかる方がモチベーション維持につながるんですよね。翌月ならまだしも翌々月とかなるとなんかピンとこない。
支払いはUSドルで支払われる
他の海外サイトと同様に報酬の支払いはUSドルです。
出金手続きは最低100ドル以上が必要で、100ドルを超えると自動で出金されるようになります。istockは報酬が低いのでダウンロード数がしっかり増えないと100ドル貯まるのはいつになることやら。
出金先はPaypal、Payoneerの2つから選べます。
istockはどう使う?
とにかく独特なシステムのistock。報酬も低めだし英語も必要なのでShutterstockと同様に他のストックフォトに慣れて落ち着いてきてから手を出すようにしても良いかと思います。
まとめ
- 英語と日本語それぞれが必要
- アップロードシステムが特殊で慣れるまでちょっと大変
- 報酬は低い
- ムリに最初から始めず、他で慣れてからが良いかも
海外サイトでも日本語OKなAdobe stockについてはこちら↓
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