写真素人、ストックフォトに挑戦中!

右往左往しながらのストックフォト体験記

ストックフォトは1サイトに絞るか複数か

スポンサーリンク

f:id:hachistock:20210608113230p:plain

今まで私が登録しているストックフォト6サイトについて紹介しましたが、そもそも1つのサイトに絞った方がいいのか複数サイト登録した方が良いのか気になりますよね?

この記事では1サイトに絞った場合と複数サイトに登録した場合のメリットとデメリットを比較していきます。

ストックフォトを1サイトに絞った場合

メリット

高い報酬率が採用される場合がある 

PIXTAやistockは専属契約と言って「このサイトでしか写真を販売しません」と言う内容の契約があります。

専属契約をした場合、他で写真を販売することは出来なくなりますが、その代わり報酬率が非専属の場合よりも高く設定されます

ただ、すべてのサイトに専属契約があるとは限らないので、自分が登録しようとしているストックフォトサイトの契約体系や報酬制度をしっかりと確認するようにしてください。

写真などの管理が楽になる

写真はすべて1つのサイトにしかアップロードしていないし、他サイトへアップロードすることもないので写真の管理が圧倒的に楽になります。どの写真が販売中でどの写真が審査落ちしたかなど基本的にはそのサイトを見るだけで把握できます。

デメリット

売り逃しが発生する

当然ですが、1つのサイトだけに登録しているならそのサイトに登録している利用者しかダウンロードができません

例えばあなたの販売している写真が、ある利用者が探している写真にぴったりだったとしても、サイトが違えば見つけることもできないし、もし見つけたとしてもわざわざあなたの写真をダウンロードするよりも、すでに月額登録しているサイトからダウンロードする可能性の方が高くなります。

サイトとの相性が良いとは限らない

ある写真はAサイトでは全くダウンロードされないけれど、Bサイトではたくさんダウンロードされるということが良くあります。先に書いている「売り逃し」と近いものがありますが、登録しているサイトとダウンロードされやすい写真の傾向が合わない可能性もあります。

リスクが大きい

先に書いた「サイトとの相性」もリスクの一つですが、相性が良かった場合でもリスクはあります。

わかりやすい最大のリスクはサイトが閉鎖されてしまう場合。サイトが閉鎖されるときに専属契約も解消されると思うので、サイト閉鎖を機に別サイトに登録するかもしれません。その場合1からアップロードしていくことになるのでその作業量は膨大だし、一定期間収入が激減することは不可避だと思います。 

ストックフォト複数サイトに登録した場合

メリット

売り逃しが発生しにくい

これは1つのサイトに登録する場合の真逆ですね。複数サイトに登録しておけばそれだけダウンロードできる利用者の数が増えます。言うなれば「数撃ちゃ当たる」方式です。

ちょっと具体的な話。写真ではなくイラストなんですが、この記事を書いている2021.6現在、Shutterstockで18枚ダウンロードされたイラストがあります。このイラスト、その他のサイトでは1枚もダウンロードされていません。なんならistockでは審査落ちしました。複数サイトに登録していたからこそ利益になった結果ですね。

リスク分散になる

これも1つのサイトに登録する場合の真逆。もし、1つのサイトが閉鎖されてしまっても他のサイトで利益を上げ続けることができます。もちろん、全体でのダウンロード数は1サイト分減ってしまいますが1が0になるのと6が5になるのとでは大きく違います。

あとは各サイトでの変動リスク。各サイトでダウンロードの波があるのでAサイトでダウンロードが少なくてもBサイトが補ってくれるイメージですかね。今まで主力だったサイトが下がってきたなーと思ってたら他がちょっとずつ増えてトータルでは大きな減少にならずに済んだってこともあります。

デメリット

写真などの管理が大変

複数サイトに登録する場合、Aサイトでは審査に通り、Bサイトでは審査落ちするなんてこともあたりまえに起こります。写真の枚数が少ない時はそこまで把握に困りませんが、何百枚、何千枚と写真が増えていくと、どの写真をどこで販売しているかきちんと管理しておかないと把握が難しくなります。

同じサイトに重複登録してムダにアップロードの手間をかけてしまったり、すでに販売中の写真を取り下げようとしてもどこに登録しているかわからず各サイトを手あたり次第探していく手間が発生してしまいます。

アップロード作業が増えて負担が大きい

ストックフォトをするうえで避けては通れないのがアップロード作業。撮影や編集は楽しいんですがアップロードについてはまさに作業なのでちょっと面倒くさいんですよね。

残念ながら1サイトに登録するとあとは勝手に各サイトへアップロードできるなんてシステムはありません。1枚の写真を6サイトに登録するなら6回のアップロード作業が必要になります。

写真のデータにタイトルやタグを設定しておいたり、先に登録したサイトの内容をコピペしたりしながら登録作業を進めていますが、やっぱりそれなりに時間がかかるのでサイトが増えれば増えるだけ作業負担も増えます

高い報酬率が採用されない

これは仕方がないことですが非専属の場合は他サイトで販売できる代わりに専属契約に比べて報酬率が下がります。ただ、専属契約がないサイトもあるので必ずしもデメリットかというとそうではないかもしれませんね。

複数サイトなら何サイトが良いか

これは特に正解はないと思いますが、しいて言うなら自分のキャパを超えないこと。あまり多くのサイトに登録しすぎるのはアップロードや管理の面で大変だと思います。

私は今6サイトに登録していますが、写真ACはほとんど放置状態で新規アップロードはたまーにしかしていません。Shutterstockとistockは英語に訳したりする手間がかかるので、やる気が出たときにまとめて頑張るって感じなので常時アップロードしているのはAdobe stockとPIXTA、イメージマートの3サイトですね。

特にストックフォトを始めたばかりだと慣れてない分アップロードにさらに時間がかかるかもしれませんので、まずは1サイトや2サイトぐらいでストックフォトに慣れて余裕が出てくればそこから増やしていく方が良いと思います。

私もいっぺんに6サイト登録したわけではなく、慣れたら次を増やすって感じで登録していきました。具体的には写真AC→PIXTA→イメージマート→Adobe stock、Shutterstock→istockの順で登録しました。

まとめ

1サイトに絞る

  • 専属契約など報酬の面で有利な場合あり
  • ダウンロードしてくれるのはそのサイトの利用者だけ

複数サイトに登録

  • ダウンロードしてくれる人が多くなる数撃ちゃ当たる方式
  • アップロードや管理の負担が大きくなる
  • 一気に登録せずに少しずつ増やす方がオススメ