PIXTAのクリエイターってどう?
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今回は私が登録中のストックフォトの1つPIXTA(ピクスタ)についてもう少し詳しくご紹介します。
実際にクリエイター登録をしている身としていろいろ率直な感想を書いています。あくまでも個人の感想ということをご了承ください。
PIXTAのクリエイターをしていて思うこと
日本でストックフォトをするとなると当然選択肢に入ってくるであろうPIXTA。
日本の会社なので登録から支払い、サポートまですべて日本語なので安心感は抜群です。
審査について
PIXTAを始めたころは本当によく審査落ちしました。
2018年の夏頃に登録したような気がしますが、写真ACでは審査を通るのにPIXTAでは片っ端から審査に落ちる。これが無料(写真AC)と有料(その他)との差なのかと実感したことを覚えています。
結局、思いっきり心が折れたので開店休業状態。まともに写真をアップロードすることもなく放置していました。
それから1年以上経った2020年1月頃、写真ACでのダウンロードも増えてきたしそろそろPIXTAに再挑戦してみてもいいんじゃない?と思い直してアップロードを再開。この頃には写真の撮影はもちろん編集にも慣れたのが良かったのか、PIXTAでも審査に通るようになりました。まぁ、PIXTAの審査が少し甘くなった可能性もあるので何とも言えませんが。少なくとも写真ACより審査は厳しいことは間違いないと思います。
アップロードに上限を設けている
PIXTAは毎月アップロードできる作品数に上限が決まっているので、なかなか作品数を増やすことができません。ストックフォトは作品数が増えることでダウンロード数も増えやすくなる傾向にあるので、アップロード数に上限があるというのは辛いなと感じていました。
毎月せっせとアップロードを継続していれば上限数はいずれ上がっていくのですが、基準は公開されていない。私は待てど暮らせど上限が上がらないのに、後から始めたと思われる人に抜かされることもしばしばでした。
今はありがたいことに上限300枚になりましたが、それまでにやっていたことと言えば毎月上限いっぱいまでアップロードすることだけ。途中から審査通過率はほぼ100%だったと思います。あと考えられることとすればダウンロード数が多い人ほど上限が上がりやすいのかもしれません。私はお世辞にもダウンロード数が多いとは言えないので上限アップまでに時間がかかったのかもと思っています。
【追記:2022.1.13】
PIXTAからアップロード可能枚数制限のリニューアルがアナウンスされました。
その際、アップロード可能枚数にダウンロード回数が影響すると公表されました。逆に、アップロード可能枚数の使用率は影響しないとのことです。
PIXTAのアップロード可能枚数制限がリニューアルされるらしい - 写真素人、ストックフォトに挑戦中!
審査に時間がかかる
これが意外とネックです。PIXTAは写真の審査に3週間程度、早くても2週間ぐらいはかかるのでシーズン物は特に意識してアップロードするようにしています。ちょっと辛いのは今日撮った写真が販売できるのが3週間後になること。例えば桜の写真なんて3週間もたてばすでに散ってますからね。
【追記:2022.1.13】
現在、審査期間は短くなっています。
今でも公式には3週間程度とアナウンスされていますが、実際には3~4日程度に短縮されています。年末年始はさすがに少し時間がかかりましたが、通常は以前ほど審査に時間はかからないようです。
PIXTAの審査が早くなった! - 写真素人、ストックフォトに挑戦中!
そのぶん審査は丁寧だと思う
実は次の写真、一度PIXTAの審査に落ちたんです。
(c)hachiware - 画像素材 PIXTA -
理由はアップロード時のタグに「プチプチ」を入れたから。私もこの時初めて知ったんですが「プチプチ」って通称じゃないんですって。権利者がタグとして登録することを許可していないのでタグから削除するようにとのことでした。
実はこの時すでにAdobe stockとイメージマートの審査は通過していて、タグにも「プチプチ」って入れちゃってたので慌ててタグ修正。いやはやPIXTAさんのおかげで助かりました。
この件以来、PIXTAは丁寧な審査をしているから時間がかかるんだなぁ~と好意的に感じられるようになったのでした。
ダウンロードと報酬について
単品と定額で大違い
PIXTAには単品購入と定額制の2種類のダウンロード方法があります。
定額制でも月10点以下の場合は単品購入と同じコミッション率ですが、定額制を利用する大部分の人は月11点以上なのでこれ以降「定額制」は月11点以上の場合として書いていきます。
引用元:PIXTA Channel -FAQ-『獲得クレジットとお支払いについて(2011.1.2)』(2021.5.28参照)
%とクレジットなのでピンとこないと思いますので具体例を。
一番小さいSサイズ写真が単品購入された場合、22%のコミッション率で1.10クレジットになります。定額制の場合だと0.25クレジットなのでその差は4倍以上。
単品購入は写真サイズが上がるほど価格も上がりますが、定額制の場合は写真サイズにかかわらず0.25クレジットなのでその差はどんどん大きくなります。
そしてダウンロードの大半を占めるのは定額制でのダウンロードです。
違いがあるのは報酬だけじゃない
PIXTAにはランクアップ制度があり、ランクに応じて報酬が上がっていきます。ランクアップの基準になるのが直近1年間のダウンロード数なんですが、ここでも単品購入と定額制の大きな違いが出てきます*1。
単品購入1枚=ダウンロード1なのに対して定額制5枚=ダウンロード1とカウントされるんです。
これはなかなかに厳しいです。ランクアップまでの道のりは遠い…
人物写真のほうがダウンロードされやすい
PIXTAは人物写真のほうがダウンロードされやすいと言われています。
この記事を書くにあたりPIXTAの2019年と2020年のランキングを確認してみましたが、やはり人物写真のほうが多かったです。それぞれの年の集計方法は若干違うのですが、どちらにしろ全体を通してみると人物が多い。特に単品購入では顔が見えていない後ろ姿や体の一部なども含めると圧倒的に人物が多かったです。
直近2年分とは言え人物写真のほうがダウンロードされやすいことは間違いなさそうです。
参照元:PIXTA Channel -クリエイターサポート情報-『2019年 年間コンテンツランキング(2020.2.27)』(2021.5.28参照)
URL:https://pixta.jp/channel/?p=34651
参照元:PIXTA Channel -クリエイターサポート情報-『2020年 新規販売開始コンテンツ年間ランキングTOP100(2021.2.19)』(2021.5.28参照)
セミナーやブログで勉強
クリエイターの人は参加費無料の場合が多いのかな?私は参加したことがないのですが、始めたばかりの人を対象にした回やプロの方を講師に招いたりとレベルアップを目的とする回もあるようです。
他にはPIXTA Channelという情報サイトも活用できます。
撮影やレタッチ(修正)のコツやタグのつけ方などとっても役に立つ情報がたくさんあります。私もいろいろと読み漁りました。知り合いにカメラが趣味の人やデザイン系の仕事をしている人がいれば話を聞いたり質問したりできるかもしれませんが、私の周りには全くいなかったんです。
ネットで検索しようにも初めの頃は何を検索すればいいかもわからないような状態だったので、PIXTAのブログを読みながら勉強してさらに気になったところをネットで検索していました。
それ以外にも今月取り組んだ方が良いキーワードリストや、実際に検索結果として多かったキーワードリストの報告があるのでストックフォトの需要の波みたいなものをとらえやすくなります。
PIXTAはどう使う?
基本的にストックフォトをするのであればPIXTAは登録することになると思います。そのぐらいメジャーなサイトだし、登録しておいて特に問題はないと思います。
ストックフォトに慣れるために使う
ストックフォト入門として写真ACを挙げましたが、著作権譲渡が気になるのであればPIXTAを初めてのストックフォトに選ぶと良いと思います。私のように審査落ちが続くかもしれませんがPIXTAの審査通過率が上がってくる頃にはストックフォトそのものにも慣れてきているはず。
セミナーなどで勉強もできるので入門ストックフォトとして良いと思います。
PIXTAに専属契約する
PIXTAは専属契約があって、他サイトへのアップロードは出来なくなりますがその分報酬率が高くなります。人物中心である程度ダウンロードが見込めるようであればPIXTA専属契約*2をしてPIXTAに全力を注ぎこむこともありだと思います。
トップランカーの方々は専属契約をしている方が多いのか、私がざっと見る限りだとどの写真にも「PIXTA限定素材」のマークがついていました。
まとめ
- アップロード上限を上げるためには地道な努力あるのみ
- 審査に時間はかかるけど、その分丁寧な審査
- セミナーや情報サイトをうまく活用して勉強できる