Shutterstockのコントリビューターってどう?
スポンサーリンク
今回は私が登録中のストックフォトの1つShutterstock(シャッターストック)についてもう少し詳しくご紹介します。
実際にクリエイター登録をしている身としていろいろ率直な感想を書いています。あくまでも個人の感想ということをご了承ください。
ShutterStockのコントリビューターをしていて思うこと
表示されているのは日本語なんですが、登録や写真のアップロードで入力する言語はすべて英語です。
私は2020.8の末頃に登録しました。
審査について
とにかく審査が厳しいです。他のサイトで審査に通ったものでもShutterStockではバンバン落とされます。私が審査落ちする理由は「ノイズ」「フォーカス」「類似」の3つが大半です。慣れない英語で頑張ってアップロードしてほとんど審査落ちした時は辛いのなんの。
英語での説明が大変
Shutterstockはタイトルもキーワードも完全に英語なのでgoogle翻訳などを駆使しながら四苦八苦しています。特にタイトルなんですが、Shutterstockの場合は「タイトル」ではなく「説明」となっていて5単語以上でなければそもそも審査に出せません。
これが意外と大変で、例えば空の写真だと「Sky」とか「Blue sky」とか言いたくなるじゃないですか。でも5単語以上必要なので、雲一つないとか季節がいつだとかとにかく単語を増やさないといけない。単純な写真ほど何も説明することない…ってなりがちで苦労しています。
英語以外の言語に厳しい
これもタイトル(説明)の話。Shutterstockでは写真の中に英語以外の言語が写っている場合、何が書かれているのかを英語で説明しないといけません。
例えばこの写真。
(c)hachiware - 画像素材 PIXTA -
PIXTAでは「香典と袱紗」ってタイトルにしていますが、Shutterstockだとそうはいきません。これは何の写真かを説明した上でさらに「御香典」と言う文字についても説明が必要になります。
悩んだ末に「これは日本の仏事で使用される封筒で、御香典(死者の霊前にお供えするお金)と日本語で書いています」的な説明を考えて、さらにそれを英語に訳しました。
まぁ、この写真だとダウンロードするのは日本人が大半だと思うので、Shutterstockは諦めてPIXTAとかに絞るって考えもありだと思いますけど。そこは個人の考え方次第なので何とも言えません。
とにかく、Shutterstockは英語との戦いです。
審査期間は早い
だいたい翌日には審査結果が出ますね。始めたころは数分、下手すれば秒で審査結果が出ていましたが、最近は翌日ぐらいに審査結果が出ている印象です。
ダウンロードと報酬について
ダウンロード数は多い
Shutterstockのダウンロード数は多いです。私の場合は写真ACに次いで2番目にダウンロード数が多いですね。海外サイトのAdobe stockと比較すると審査が厳しいこともあり、アップロード数はAdobe stockの半分なんですがダウンロード数は2倍あります。
報酬は低い
Shutterstockはレベルアップ制を採用しているのでダウンロード数によってレベル1の15%~レベル6の40%と報酬が上がっていきます。そして最低支払額は0.10ドル。
参照元:Shutterstock『素材販売の報酬額』(2021.6.2参照)
問題は、購入者のプランによるとは言え大半が0.10ドルだということ。そしてレベルアップしても0.10ドルから上がらないこと。
私は今レベル2で報酬率20%ですが15%の時と変わらず0.10ドルのオンパレード。購入者のプランが大容量タイプのサブスクリプションだと報酬率が少々上がろうが0.10ドル以下にしかならない計算なんでしょうね。
レベルは1年でリセットされる
着実にダウンロード数が増えてレベルを上げたとしても毎年1月1日にレベルはリセットされます。つまり最高レベルの報酬40%まで行ったとしても1月1には15%に逆戻りするってこと。
同じようにランクアップ制度のあるPIXTAの場合は直近1年間のダウンロード数なので、安定的にダウンロードが続いていればランク落ちすることはありませんが、Shutterstockは問答無用でリセットされるのでコントリビューターとしてはかなり痛手です。
どこの国でダウンロードされたかがわかる
Shutterstockの面白いところとしてはどの写真がどこの国でダウンロードされたかわかること。わかったからと言って直接どうにかなることはありませんが、自分の写真が世界中で使われているんだって思うとちょっと不思議で面白いです。
支払いはUSドルで支払われる
ShutterstockもAdobe stockと同様に報酬の支払いはUSドルです。
出金手続きは最低35ドル以上が必要で、35ドルを超えると自動で出金されるようになります。この35ドルは初期設定なので、35ドル以上であれば自分で自由に金額設定できます。
出金先はAdobe stock同様、Paypal、Payoneer、Skrillの3つから選べます。
ショットリストのお知らせがある
ショットリストというのはShutterstockが何月にどんな写真の需要が多いか予測したものです。PIXTAでのキーワード予想に近いものですね。ただ、これももれなく英語なので私はgoogle翻訳を使いながらなんとなくイメージをつかむ程度です。面倒くさいな~ってときは読まないこともしばしば。
Shutterstockはどう使う?
ダウンロードが多いとはいえ報酬が低めなのが残念なShutterstock。英語が得意な人はともかく、英語なんてムリ!って思う人にとってはかなりハードルは高めだと思います。
たしかに英語の勉強にはなるんですが、かなりの労力がかかるのは間違いないのでShutterstockはほかのストックフォトに慣れて落ち着いてきてから手を出すようにしても良いかと思います。
まとめ
- 一から十まで英語が必要
- 審査期間は短いけど、審査が厳しい
- ダウンロードは多いけど、報酬は低い
- ムリに最初から始めず、他で慣れてからが良いかも
海外サイトでも日本語OKなAdobe stockについてはこちら↓