写真素人、ストックフォトに挑戦中!

右往左往しながらのストックフォト体験記

ストックフォトサイトを一部紹介(日本ver)

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前回の記事でストックフォトの販売サイト(プラットフォーム)はいくつかありますと書きましたが、今回は実際に私が登録している6サイトのうち日本の3サイトについてご紹介します。

 6サイトをざっくり紹介している前回の記事はこちら↓

hachistock.hatenablog.com

簡単なサイトの紹介と写真の審査、報酬額、ダウンロードされる量などについて書いていこうと思います。あくまでも私が実際に使った感想なので個人差は大いにあると思います、その点はご了承ください。また、掲載情報は2021年5月22日現在の情報です。ご覧になった時期によっては詳細が変わっていることもありますので、ご自身でも確認してみてください。

まず、3社ともに共通しているのは日本の会社なので、すべて日本語で登録できます。そして支払いも日本円での支払いになります。

もともと英語が得意な人や海外との取引などをしたことがある人はあまり気にならないかもしれませんが、英語に抵抗がある人にとってすべて日本語&日本円ってかなり大きなメリットだと思います。

では、それぞれの特徴も見ていきますね。

写真AC

私が初めて登録したサイトですね。このサイトからストックフォトを始める人も多いみたいです。

www.photo-ac.com

どんなサイト?

ACワークス株式会社という大阪にある会社が運営しています。

写真だけでなくイラスト、シルエット、動画などいろいろなジャンルのストックを運営している会社ですね。ストック以外だと画像圧縮や顔差し替えなど画像中心のツールサービスも展開しています。

審査ってあるの?

クリエイターとしての審査はありませんが、販売する写真については審査があります。とは言え、そこまで審査が厳しいわけではないのであまり身構えることはないと思います。

報酬額っていくら?

写真ACの報酬はポイントで計算されます。1ポイント=1円で5000ポイント貯まると換金することが可能です。

被写体と個人情報の提出の有無など諸条件によって変わりますが、大きな違いとしては顔がしっかり写っている人物写真かどうか。諸条件をクリアした人がさらに顔の写っている人物写真を販売した場合、その写真は1枚10ポイントになります。同じように諸条件をクリアしていても顔の写っている人物写真でなければ1枚3ポイントです。

私は人物写真を撮らないので基本的には1枚3ポイントが中心。5000ポイントまで貯めるとなると単純計算で1,667枚ダウンロードしてもらう必要があります。

【追記:2021.6.15】報酬がアップしました。

6.14から諸条件をクリアしてさらに顔の写っている人物写真は1枚11ポイントに、諸条件をクリアしていても顔の写っていない人物写真ば1枚3.25ポイントになりました。

こちらの記事で新しい報酬について紹介しています。 

写真ACの報酬がアップしました! - 写真素人、ストックフォトに挑戦中!

ダウンロードは多いの?

じゃぁそんなにダウンロードされるの?って話だと思うんですが、この後紹介するサイトに比べるとダウンロードされる量は多いです。

というのも写真ACは会員登録さえしていればダウンロードが無料なんです。

無料だと1日にダウンロードできる枚数に制限があったりはするんですが、そうは言っても無料なので利用する人も多いし、とりあえずダウンロードしてみるかって感じで気軽にダウンロードしてもらえるような気がします。

ちなみに写真ACの無料ダウンロードはとても特徴的なので写真ACに対して他のサイトのことを「有料」と呼んでいる人もいます。 

気に入っている点は?

やっぱりダウンロードの多さです。ダウンロードされる枚数としては登録している6サイトの中でぶっちぎりで多いです。そしてダウンロードが多いとモチベーションが上がります。 

気になる点は?

写真AC最大の弱点は写真の著作権を放棄しなければならない点です。

通常、写真の著作権は撮影者が持っています。この後紹介する他の5サイトはすべて著作権は撮影者が持ったまま販売が可能です。しかし、写真ACの場合はアップロードした段階でその著作権を写真ACに譲渡する契約になっているので、たとえ写真ACでの販売をやめたり退会したとしても著作権は戻ってきません。

あとは薄利多売。特に私のように人物写真を扱わない人は大きく響いてきます。

私も写真ACからストックフォトを始めたものの、著作権放棄の問題等により今では他のサイトにシフトしています。

その辺の話はまた詳しく。 

PIXTA(ピクスタ)

ストックフォトで検索すると必ず上位に出てくるサイトです。日本でストックフォトをするとなると当然選択肢に入ってくると思います。ちなみに、私は写真ACの次に登録しました。

pixta.jp

どんなサイト?

ピクスタ株式会社という東京にある会社が運営しています。

こちらも写真だけでなくイラストや動画などのストックも取り扱っています。

審査ってあるの?

ここはクリエイター登録をしてすぐに入門講座とテストがありました。

テストは著作権や肖像権などの権利関係の知識についてと販売する写真の要件についてだったと思います。講座やテストと言ってもサイト上の説明を読んで、後からそれについてちゃんと読んだかの確認テストといったところ。テストには何度も挑戦できるのでそこまで心配しなくても大丈夫です。

無事テストに合格すると写真のアップロードができるようになりますが、写真自体にも審査はあります。

写真ACよりも審査は厳しいと思います。実は始めて間もないころ、笑っちゃうほど審査落ちました。もう、びっくりするほど落ちるんで心が折れてアップロードもお休みしていましたw

その後、去年ぐらいかな?から心を入れ替えてアップロードを再開したんですが、今度は一転審査落ちゼロになったので審査が甘くなったのか私の腕が上がったのか定かではありません。

報酬額っていくら?

PIXTAの報酬はクレジットという単位で計算されます。1クレジット=100円(税抜き)で10クレジット貯まると換金可能です。

報酬額はダウンロードしてくれた人が単品でダウンロードしたか定額契約をしているかで大きく変わります。

単品は1枚○円、定額販売は月△枚で○円って感じになっています。単品だと写真のサイズごとに値段が変わり販売価格の22%(Sサイズ写真で1.1クレジットぐらい)とか受け取れるんですが、定額販売だと写真のサイズにかかわらず0.25クレジットとか*1。正直、定額販売でXLサイズをダウンロードされるとちょっとモヤっとします、ダウンロードしてもらえてるのでありがたいことは間違いないけど。

ただPIXTAランクアップ制度があるのでダウンロードされる枚数が増えれば増えるほど報酬もアップします。22%や0.25クレジットは開始当初のランク1のものなのでここから上を目指すことも可能です。

その他にも、独占、専属、人物専属とクリエイターとしての契約によっても%やクレジットは変わってきます。 

詳しくはPIXTAでご確認ください。

ダウンロードは多いの?

そこまで多いという印象はないですね。これは撮影する対象によるかもしれません。

というのもPIXTAは人物写真のほうがよく売れると言われているからです。私は基本的に人物写真は撮影しないのでそこまで多くないのですが、人物中心の人だとそこそこダウンロードされるようです。

あと、単品と定額だと圧倒的に定額でダウンロードされることが多いです。販売する側としては単品のほうが嬉しいのが本音ですが、利用する人は継続的にある程度の枚数をダウンロードする人が多いと思うので割安になる定額を利用するのは仕方がないところですね。 

気に入っている点は?

基本的に安心安定PIXTAってイメージがあります。

サイト全体での販売予測や検索実績の報告があるので始めてすぐの人も需要などなんとなくでも感じやすいと思いました。また、撮影やレタッチの基礎なんかのブログ記事もあるし、オンラインセミナーも定期的に開催してくれているので手探りで始める人には優しいです。私もブログ記事いろいろと読み漁りました。

気になる点は?

PIXTAと言えば1か月にアップロードできる上限枚数があることと写真の審査に時間がかかるのが残念な特徴だと思います。

1か月にアップロードできる枚数は開始当初は30枚しかないんです。そして上限枚数はいつ上がるか、何枚に上がるかは人それぞれで基準は公開されていません。

私は放置していた期間が長いので仕方ないのですが上限30枚がずーっと続き、やっと増えて上限50枚が1年弱ぐらいだったかな?その後、今年の4月から300枚に一気に増えて現在に至るという状況。

でも人によっては開始数か月で100枚とか聞いたりもするので本当に人によるんでしょうね。

そして写真の審査期間が長い…

他のサイトでは1日~3日、長くても1週間ぐらいが多いんですが、PIXTAは3週間とかかかります。早くても2週間くらいかなぁ?それだけ丁寧に審査されているんだとは思いますが、イベントやシーズン物の写真をアップロードするときは注意が必要です。 

【追記:2022.1.16】

審査が早くなりました。公式には3週間とアナウンスされていますが、実際はもっと短縮されています。

PIXTAの審査が早くなった! - 写真素人、ストックフォトに挑戦中!

aflo imagemart(アフロ イメージマート)

ここは2020.6に運営を開始した、まだまだ新しいサイトです。

imagemart.aflo.com

どんなサイト?

株式会社アフロという東京にある会社が運営しています。

アフロはもともと報道や広告など販売する人もダウンロードする人もいわゆるプロを対象としたサイトを運営していて、撮影や制作業務など基本的にはプロの業務向けな会社かと思われます

そんなアフロが低価格で個人でも使いやすい素材を提供するべく始めたのがイメージマートになります。

審査ってあるの?

ここはクリエイター登録の際にサンプル写真を30枚以上提出する必要があります。つまり実際に撮影した写真を見てクリエイター審査が行われるってことですね。

晴れてクリエイター登録が完了すると、今度は販売する写真をアップロードするのですが、これについても審査があります。

審査基準は不明ですが、特に審査が厳しい印象はないですね。

報酬額って?

イメージマートの報酬は売上金額の30%で、5000円まで貯まると振込になります。

こちらもサブスクリプション販売等によってはサイト上に表示されている販売価格よりもお安く販売されることがあるとのこと。

ただ、今は報酬アップキャンペーン中なので通常30%の報酬のところ2021.9.30までに投稿された写真については報酬が50%になります。しかもこれ、キャンペーン終了後も期間中に投稿された写真は50%がずっと続くとのことです。

ダウンロードは多いの?

さて、肝心のダウンロードですがぶっちゃけ少ないです。登録6サイトの中で1番少ないです。たぶんですが、そもそも利用者が少ないのかなと。

報酬アップキャンペーンをしているということはたくさん写真をアップしてほしいからであって、つまりは販売している写真が少ないってことですよね。新しいサイトなので仕方がないとは思いますが。利用者としてはどうせ契約するならたくさん選べるサイトと契約したいですからね。

それに低価格で個人向けに作ったサイトとは言え、他のサイトと比べても取り立てて安くはないので、他のストックフォトからの流入も少ないんじゃないかなと勝手に予想しています。 

気に入っている点は?

問い合わせなどへの対応が丁寧で早いのは好感度高いですね。審査も基本的には早い印象ですし、何かとレスポンスが早い。今後、クリエイターが増えると遅くなってくるかもしれませんが、今のところは気持ちよく対応していただいていると思います。

それと販売する側としては今の報酬アップキャンペーンはかなり魅力的です。今のうちに投稿しておけばキャンペーン後も報酬は引き続き高いままの写真がいくつもあるってことなので。

あとはまだクリエイターが少ないと思うので、それだけ写真を見てもらえる可能性は高いのかなと思っています。前回の記事でも書きましたがストックフォトは量も大切だと思っていて、量が多ければそれだけ利用者の目にふれる機会も増えますからね。 

気になる点は?

これはもうダウンロードの少なさです。もちろん私の腕が他の人に比べて劣っていることが原因かもしれませんが、それにしたって少ないんですよね。やっぱり売れないサイトは取り組む元気もなかなか出ません。

まとめ

今回は私が登録しているストックフォトのうち、日本のサイト3社について取り上げました。各サイトについては後日改めて深掘りできたならと思っています。

  • 写真AC:ダウンロード数が多いのが魅力、著作権譲渡が残念
  • PIXTA :全体的に安心安定、審査に時間がかかるのがもったいない
  • imagemart:新しいのでライバルが少ない、利用者も少ない

 次回は海外のサイト3社についてご紹介します。

 

*1:定額制のプランによってはこの限りではありません