ストックフォトサイトを一部紹介(海外ver)
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前回の記事で実際に私が登録しているストックフォト6サイトのうち日本の3サイトについてご紹介しましたが、今回は海外の3サイトをご紹介します。
日本の3サイトについての記事はこちら↓
簡単なサイトの紹介と写真の審査、報酬額、ダウンロードされる量などについて書いていこうと思います。あくまでも私が実際に使った感想なので個人差は大いにあると思います、その点はご了承ください。また、掲載情報は2021年5月24日現在の情報です。ご覧になった時期によっては詳細が変わっていることもありますので、ご自身でも確認してみてください。
まず、3社ともに共通しているのは海外の会社なので、報酬がドルでの支払いになります。ドルで支払いなので日本の口座に直接ではなくpaypalなどにいったんドルのまま出金してそこから日本円に換金する手間が増えます。
登録については日本語や英語とサイトによってまちまち。日本のサイトに比べるとちょっとハードルは上がるかもしれません。
ただ、利用者も世界中の人なので利用者数は日本のサイトよりも多くなります。その分クリエイターも多いのでライバルが多くはなってしまいますが。
ちなみに、海外サイトはどこもクリエイターではなくコントリビューターと呼ばれます。名前が違うだけで要は販売する側の人ってことです。
では、それぞれの特徴も見ていきますね。
Adobe stock(アドビストック)
私は2020.8に登録をしました。海外サイトに初めて登録するならここがおすすめ。
どんなサイト?
Adobe Inc.というアメリカに本社を置くソフトウエアの会社が母体となっています。日本法人はアドビ株式会社として東京にあります。
写真やイラストにかかわる人ならおなじみのPhotoshopやIllustratorの会社です。何それ?って人もPDFは聞いたことがあるかもしれませんね。
最大の特徴としては写真のアップロードなど日本語対応なので、普段使う分には日本のサイトと同じ感覚で利用できます。
審査ってあるの?
コントリビューターとしての審査はありませんでした。販売する写真については審査があります。審査は日本のサイトに比べると厳しいですね。とは言え、PIXTAなどである程度慣れた人なら片っ端から審査落ちすることはないと思います。
報酬額っていくら?
Adobe stockの報酬はドルで支払われ、25ドル以上貯まると出金することが可能です。
報酬は売り上げの33%です。サブスク等いろいろな料金体系がありますが一番少ない報酬が0.33ドルです。
ちなみに、Adobe stockはコントリビューターとして登録した時期によって報酬が日本円で支払われるか、ドルで支払われるかが違います。以前は各国通貨での支払いだったようなんですが、今から登録する人は問答無用でドル払いになります。私もドル払いです。
他の人のブログなどで日本円で支払われるって書かれていることもありますが、それはその人が各国通貨払いの頃にコントリビューター登録をしているということ。なので自分も日本円での支払いが良いから変更したい!って思ってもできません。
ダウンロードは多いの?
ダウンロードは多くもなく少なくもなく。PIXTAと同じぐらいでしょうか?噂ですがビギナーズラックみたいな期間があって、登録してしばらくするとちょこちょこダウンロードされるようになる。その後はいったんダウンロードも減るけど1000枚ぐらいアップロードした頃からダウンロードが目に見えて増えてくるって話を見かけたことがあります。
私の場合は毎月増えたり減ったりを繰り返しながら横ばいの状態。ただ、アップロード数が毎月60枚程度は増えているのにダウンロード数が横ばいってことはビギナーズラック期間があったのかもしれません。今のアップロード数が800枚弱なので1000枚超えた以降に変化があるかどうか楽しみです。
気に入っている点は?
日本語でアップロードできるので使いやすいです。あと、日本語でのオンラインセミナーもあるので助かります。
それと他に比べて報酬が高いことですね。最低は0.33ドルですが実際のところ0.99ドルとかの場合も多いので それなりに貯まっていく感じはしています。どうしてもサブスク利用でのダウンロードが中心になるのでそこの報酬が高い方がやっぱり良いです。
あとは、ボーナスプログラム!ボーナスなので条件をクリアした人だけが得られる権利なんですが、アドビ製品(photoshopなど)を1年間無料で使わせてもらえるんです。
アドビ製品ってそれなりにお値段するので金額で考えるとお得だと思います。
条件は年に変わるので登録枚数だったりダウンロード枚数だったりその年の条件をクリアすると翌年1年って事みたいです。条件も何段階かあってクリアするほど使える製品の数が増えたりするみたいですね。
気になる点は?
報酬がドル払いなことですね。実はすでに25ドル以上貯まっているんですが、なんとなく二の足を踏んで出金しないまま貯めっぱなしになっています。
Shutterstock(シャッターストック)
世界最大規模のストックフォトサービスです。毎日20万点の画像が追加されていると謳っていることからも規模の大きさを感じますね。
どんなサイト?
Shutterstock, Inc.というアメリカに本社を置く会社です。ストックフォトの老舗でAdobe stock同様、世界中で利用されています。
ここはサイト自体は日本語で表示しているんですが、コントリビューター登録から写真のアップロードから何から入力するものはすべて英語だと思ってください。なんなら届くメールも英語です。googleなどの翻訳機能フル稼働で乗り越えましょう。
あと、以前は身分証明書としてパスポートが必要だったそうですが、現在はパスポートは必要ありません。私もパスポートの提出なしで登録できました。
審査ってあるの?
コントリビューター登録そのものは審査がありません。ただ最低1枚で良いのですが写真の審査を受けなければ販売用の写真をアップロードすることはできません。クリエイター登録時にまとめて腕前の審査をするイメージマートと大差ないですね。
無事審査に合格すると写真のアップロードができるようになりますが、写真自体にも審査はあります。
一時期は爆速で審査されてました。審査に要する時間は数分。ちゃんと審査してるのか疑わしいレベルで早かったです。今は翌日ぐらいに審査結果が出る感じですね。
そしてShutterstockの審査は厳しい。登録6サイト中ぶっちぎりの1位で厳しいです。バンバン落とされます。ちょっと似てる写真は似たようなのばかりアップロードしてくるなと言わんばかりに「類似」で落とされるし、ちょっとピントが甘ければ「フォーカス」で落とされるし。それ以外にもいろいろと理由はありますがとにかく審査落ちは珍しくありません。
あと、英語以外の言語にめちゃくちゃ厳しい。英語以外の言語が写りこんでいる写真の場合はなんて書いてあってどういう意味かの説明もしなくちゃいけません、英語で。
翻訳ソフト使って頑張って審査に出した結果、もっとちゃんと説明してよって審査落とされた時はほんとに心が折れそうになります。
報酬額っていくら?
Shutterstockの報酬はドルで支払われ、最低出金額までくると自動的に出金されます。(初期設定は35ドル)
報酬は売り上げの15%です。サブスク等いろいろな料金体系がありますが一番少ない報酬が0.10ドルです。
PIXTA同様にレベル設定がありレベルが上がるごとに報酬の%が高くなります。が、レベルが上がっても最低報酬0.10ドルは変わらない…どうやら報酬の%が上がっても売上金額が低いと0.10ドルを下回る場合があるって事みたいです。できれば最低保証額もレベルに応じて上げて欲しい。そしてレベルは毎年1月1日にリセットされるとのこと。
実はShutterstockは2020.6に報酬体系やレベル設定を大きく変えたらしく、それが実質的な報酬引き下げだったようです。結果、既存のコントリビューターから不満が続出し、撤退している人も多いようです。
私は2020.8に登録をしたので落差については気になりませんが、以前を知っている人からするとかなり不満に思うのは仕方ないですね。
ダウンロードは多いの?
ダウンロードは多いです。写真ACを除く5サイトでは1番多いですね。
あと、ダウンロードしてくれた人がどこの国の人かがわかるのはShutterstockの特徴ですね。
気に入っている点は?
どこの国の人が何をダウンロードしたかがわかるのは面白いです。特に何に関係することでもないんですが、何に使われるのかな~?とか想像して楽しんでいます。
あとはダウンロード数が多いことですね。モチベーション維持のために私にはダウンロード数は大事です。
気になる点は?
全部英語ってところにつきますね。英語の勉強と思えば悪いことではないんですが、なかなかに苦労しています。
istock(アイストック)
ここは少し独特だなって印象があります。5番目に登録したサイトです。
どんなサイト?
Getty Imagesというアメリカに本社を置く会社が母体となっています。
イメージとしてはアフロとイメージマートの関係に近いようでプロの業務向けなGettyと個人でも使いやすいistockといったところでしょうか。
ここはとても変わっていてコントリビューター登録だけはスマホアプリからじゃないとできません。登録が完了してしまえば他サイトと同様にPCで作業できるんですが。
それと写真のタイトルは英語で、説明とタグは日本語で登録できるようになっています。以前は説明も英語だったようですが、今は日本語対応になっています。が、精度が低いようなので説明も英語で登録しておく方が無難ですね。その辺のことはまた後日。
その他の特徴として専用のアップロードツールもあります。
審査ってあるの?
まず、コントリビューター登録の際にサンプル写真を3枚以上提出する必要があります。つまり実際に撮影した写真を見てクリエイター審査が行われるってことですね。
晴れてクリエイター登録が完了すると、今度は販売する写真をアップロードするのですが、これについても審査があります。
特に審査はとくに厳しくはありません。PIXTAと同じぐらい?海外3サイトの中では一番審査に通りやすいと感じています。
報酬額って?
istockの報酬は売上金額の15%で、100ドルまで貯まると自動的に出金になります。
こちらもサブスクリプション販売等があるので正直わかりにくいですが一番報酬が少なかった時が0.02294ドル…1ドル=100円で計算すると2円ですね。一番高かった時は3.26079ドルでした。基本的には1ドル未満が大半を占める印象です。
ダウンロードは多いの?
ダウンロードはそこまで多くはない印象です。報酬は低いけどダウンロード数が多いらしいということで期待していたんですが、現時点では期待ほどではなく。Shutterstockよりもアップロード枚数は多いんですがダウンロード数は少ないですからね。アップロード枚数が増えてくるともう少し増えてくれるのかなとは思いますが、今のところはちょっと残念です。
気に入っている点は?
実はあまり気に入っている点はないです。
気になる点は?
中途半端に英語が必要なところが面倒くさいのと、報酬の連絡が遅いところです。
他のサイトはダウンロードされるとタイムリーにサイトに反映されるところが多く、遅くとも翌日にはダウンロード数や報酬が確認できます。ところがistockは翌月20日にまとめて報告なのでいまいちモチベーションにつながりにくいです。あとは100ドル貯まるまで出金できないとことですかねぇ。先は長そう。
まとめ
今回は私が登録しているストックフォトのうち、海外のサイト3社について取り上げました。各サイトについては後日改めて深掘りできたならと思っています。
- Adobe stock:日本語対応で使いやすい、報酬も円払いならなお良いのに
- Shutterstock:ダウンロードが多くてうれしい、全部英語がしんどい
- istock:あまり好きになれてない、せめてダウンロードが増えてくれれば